アメリカの国勢調査(Census)2010

 今年はアメリカで国勢調査(Census)が行われます
この調査は1790年初代大統領ジョージ・ワシントンの時にはじまりました
(独立宣言は1776年7月4日ですが、独立戦争はその後1783年まで続き
最終的に、憲法発効・大統領選出等で独立・アメリカ合衆国になったのは1789年3月4日です)

10年毎に、アメリカ全土に住んでいる全ての人々を対象に調査が行なわれます
アメリカ市民権所有の有無を問わず、他国籍の人・海外からの留学生・外国商社駐在員・老人ホーム・学生寮の入居者・船上生活者・路上生活者・ホームレス・不法滞在者の全ての人々が対象です

国勢調査は
政府の機関であるアメリカ合衆国国勢調査局(日本語;ウィキペディア)が実施してます

全ての連邦政府の決定は、この集計を元にしています
・各州選出の国会下院議員の定員数
・連邦政府&州政府の資金支出額の決定
・公共サービス(学校・医療施設・雇用・道路の設備計画等)の予算配分が決まります

この国勢調査では各国移民人種の傾向も明確になります
ツーソンはメキシコへの国境まで約100KM程度なので
メキシコ等、南アメリカから多くのヒスパニック系移民が多いです
前回の調査では、ツーソンの総人口は約48万人、そのうち約17万人がヒスパニックでした
(全体の35%を占めています)
ちなみに、ツーソンに住む日本人は1085人でした

不法滞在者への強制逮捕&強制国外退去を行っているAZ州等では
不法滞在者が政府に強い警戒心を持っているので参加が難しいのが現状のようです
この様なことを踏まえ、調査当局は
「調査データーは極秘&プライバシーの保護&安心して全員参加できる」としています

質問事項は(2010年4月1日現在の)
***氏名・続柄・性別・生年月日・人種・住宅の有無(持家・賃貸)***のみです
米国滞在理由・移民法上等の質問は皆無です

予定では
2~3月に各家庭に国勢調査用紙が郵送→質問事項に記入→郵便で返送(切手不要)
4~7月に調査票を返送しなかった世帯を対象に調査のために個別訪問

社会統計学者によると
将来的に、アメリカは、移民が混在する州(10州)と、そうでない州とに二分されるそうです
移民が混在する州は、移民の流入で教育&経済が活性化するといわれています
10州の内訳・・・ニューヨーク
         ・カリフォルニア
         ・フロリダ
         ・テキサス
         ・イリノイ
         ・アリゾナ
         ・ネバダ
         ・ニュージャージ
         ・ハワイ
         ・ニューメキシコ
残りの州では、移民の流動はゆっくりと進み
特に、南部諸州は黒人が増え、北西部は白人が増えるであろうといわれています

第1回目(1790年)の調査では、総人口は392万9000人(13州でしたが・・・)
前回(2000年)の調査では、総人口は2億8142万人
2006年10月にアメリカの人口は3億を超えたそうで
2008年7月1日付の米国国勢調査局推定では3億406万人と言われています
はたして、今回(2010年)の調査で3億何人になるのか?注目です(ー_ー)!!

・詳細はアメリカ国勢調査日本語ガイドをご覧下さい

・ツーソンの2000年国勢調査結果の詳細は
Tucson population & Demographics(Tucson, AZ )をご覧下さい

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